about Silver | 銀(シルバー)について

ABOUT SILVER 

 

銀(シルバー)の特徴

銀(シルバー)は元素記号「Ag」(原子番号47)をもつ金属で、「Ag」は「輝く」を意味するギリシャ語のArgosまたはラテン語での名称 argentum に由来します。

銀は安全かつ有用な天然の物質である貴金属で、その特徴は光の反射率が高く、美しい金属光沢を有し、伸展性に富んでいます。

それゆえ銀は一般的に身近な装飾品、食器や家庭用品に広く用いられています。

また古来より神秘の力があると信じられ、お守りや魔除けにも使用されてきました。

欧州では赤ちゃんに「銀のスプーン」をプレゼントすると「一生食べ物に困らない」とされる風習も有名です。

近年では銀イオンには強い殺菌力があるため、除菌や抗菌の加工製品などに広く使用されています。

 

銀(シルバー)の種類

銀(シルバー)は宝飾品として使用する場合、純度100%の純銀は柔らか過ぎて破損し易い為、通常は他の金属と混合して利用されます。

貴金属の品位証明を行っている造幣局では、銀の品位区分を1000、950、925、900、800の5種と定めています。

・SILVER1000 (SV1000):純銀(千分率/1000分で1000が純銀)

・SILVER950 (SV950):ブルタニア(Britannia)または五分落ち(銀95%/5%銅などで構成)

・SILVER925 (SV925):スターリング(Sterling)(銀92.5%/7.5%が銅などで構成)

・SILVER900 (SV900):コインシルバー(銀が90%/10%が銅などで構成)

※シルバーアクセサリーは一般的にSILVER925(スターリングシルバー)が使われています。

 

銀(シルバー)の燻し加工

銀(シルバー)は長い間使用したり、温泉に入ったりすると黒く変色することがあります。

これは酸化でなく、「硫化」という化学反応により変色してしまいます。

硫化とは硫黄成分に反応する現象で、銀の場合は黒く変色します。

経年変化によって銀が黒く変色するのはその為です。

シルバーアクセサリーの燻し加工は、全体を黒く燻し、銀色に輝かせたい部分を磨いて光らせ、明暗のコントラストをつけてよりデザインを引き立たせる効果があります。

 

 

 

 

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